塩@季織亭（代々木八幡駅）　★★★★☆

2019年194杯目

連休は肉を食べる機会が多かった結果。。
また増えていました。。

というわけでメンラーですw

今回は代々木八幡駅。2017年オープンのお店です。
経堂で23年、代々木八幡に移って3年の老舗ラーメン屋です。
ラーメン懐石がいただけるとのことで、代々木八幡オープン時に存在は知っていたお店。
一人ではなかなか行きづらく、時が経ってしまいましたが、ようやく友人を誘って訪問の運びとなりました。
代々木公園駅からも行けますが、小田急小田原線に乗って代々木八幡駅を目指します。
到着すると、出口を出て線路沿いに歩きます。
山手通りを越えて、住宅街に入ってしばらくすると到着です。

まさに隠れ家といった風情で、外観は一般住宅そのものですね。
後から聞いた話によると、本当に住宅兼お店だそうです。

基本は木日が休業日で、営業時間の縛りもなくなったそうです。

当日は友人たち10名と伺うことになり、貸し切りとなりました。

風情のあるエントランスですね。

それではお邪魔します。

店内も普通のお家の様相で、田舎の家に帰ってきました感があります。
とても落ち着きますね。
メニューを撮影し損ねましたが、今回は4800yenの夏コースということで何が出てくるのか楽しみです。

まずはルービーで友人たちと乾杯。
切子のグラスが奇麗ですね。

まずは前菜が登場。
どれもおいしく、お酒がすすみますね。

続いて小麦そばつけが登場。
今回は担々麺を意識したつけ汁とのこと。

薬味には刻み青ネギ、青山椒、塩を合わせてみてくださいとのこと。

麺は全粒粉入りの素晴らしい手打ち麺で、まずはそのままいただきます。
蕎麦のような麺で、とても風味がよく味わい深いです。
続いて塩、青山椒、つけ汁と組み合わせてみますよ。
塩はシンプルに麺の旨味を引き出してくれます。
青山椒は爽やかに抜ける香りと痺れが溜まりませんな。

お新香でお口直し。
こんにゃくのお新香はお初でしたね。

続いてやってきたのは黒米卵ごはん。
とろり半熟卵がこぼれ出す、実にやさしい味わい。
おしゃれKTG的な感じですね。
お酒飲みとしてはもう少し味が濃いと最高でしたね。

途中、芋焼酎をロックで頂くと素敵な手彫りのグラスでやってきました。
繊細なグラスですが実に重厚な逸品。
東ドイツ時代のかなり値段のするレア物だそうです。
全般的に食器類に店主さんのこだわりを感じますね。

続いてやってきたの変わり小麦そば。
夏ということで冷やし中華を意識を意識した一杯で、ズッキーニを始めとする野菜たちが美しいですね。
こちらも全粒粉入りの麺で、中細麺平打ちストレートとなっていました。
風味がよくシコシコな麺を楽しめます。

3麺ラストは暖かい小麦そばの登場です。

実に端整な佇まいですね。

スープは鶏豚ベースの清湯醤油です。
出汁の旨味と醤油のふくよかな甘味が絶妙にマッチして、ぐびぐび飲みたくなるスープですね。
麺は細麺の平打ちストレートタイプ。
こちらは全粒粉入りではなく、スープを活かすナイスな麺でした。
豚チャーシューは厚く柔らかで味付けもしっかりと好みの1枚。
メンマ代わりのタケノコの歯ざわりもナイスです。
ピンクペッパーのカリっと広がる爽やかさも素敵なアクセントとなっています。

〆のデザートはココナッツミルクで、平たく打った麺とチアシードが入っていました。
本来ならここでコースは終了ですが、個人的に通常サイズの1杯が食べたく、別味である塩をお願いしますw
というわけで、今回はそちらをメインとして紹介します。

友人たちが談笑している間にしれっと着丼。

暖かい小麦そばとはまた違う丼でやってきました。
こちらも趣のある丼となっていますね。
友人たちに見つめられながら、いただきますw

スープ

鶏豚ベースの清湯塩です。
ベースは醤油と一緒のようで、旨味があふれます。
塩ダレの塩には沖縄の天日塩、海っこを使用とのこと。
少し塩気が強めで角が立っていたように思えます。

麺

中細麺のストレートタイプ。
全粒粉入りで風味のある面で、冷やし中華と似たような麺でした。
スープがスープだけに麺が際立ちますね。
麺の旨さを再確認できました。

具

基本的には暖かい小麦そばと同じでした。
アマランサツと刻み紫タマネギが入っていることが違いですかね。

個人的は、暖かい小麦そばに軍配ですかね。
とにかく最後まで素敵なラーメン懐石でした。

素敵な時間を過ごせる一杯でした。

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